若冲展、色々すごかった。

連休中にお見舞いに行った父の病院の近くの線路わきでバラがきれいに咲いていました。

バラって香りが皆違うんですよね。
一本一本香りを確かめながら歩きました。
オレンジのバラのフルーティーな香りが一番好きです。
そして、昨日は連休中の谷間の一応平日だし・・ってことで
上野の東京都美術館で開催中の若冲展に行ってきました。
江戸中期の絵師、伊藤若冲は近頃大人気なんで、そりゃ混んでいるだろうと思ったけど。
朝イチでいけば何とかなるだろうと思ったら・・

何じゃこりゃ〜〜〜！！！
チケット買うのに２０分、並んで入るまでに１１０分待ちという絶望的大混雑(≧∇≦)
帰って別の機会に出直そうかと思い、旧岩崎邸でも見学してお茶を濁そうかとも思ったが
東京近辺に住んでいるならまだしも、
あと二週間ちょっとの間にもう一度来れる保証はないよね。。
と、考え直して並びなおした。この時点で１１０分の表示は１２０分に(笑)
東京に住んでいる頃はしばしば美術展に足を運んだけど、信州に移動してからは５、６年前にムンクを見に行ったくらいでご無沙汰です。
こんなに混んでいるとは（認識が甘かったと激しく後悔。）
あ、でも生誕３００年ということでやたらテレビで特集組んでたし、美術に疎い実家母でもテレビで見たと知ってたくらいだからなぁ・・とぼんやり考える。
これまで若冲を見に行きたくても結局なんだかんだで都合がつかず観に行けなかったんで、今回は最大のチャンスとばかりに実家から電車でやってきたのです。がんばろー。
この大行列は美術館の前をジグザグに進み、ようやく中まで来たと思ったら「ここから３０分待ち」の表示(≧∇≦)
館内入ってすぐのところに

こういうチームラボ作成の鳥獣花木図屏風をモチーフにしたデジタルアートがありました。
これが二時間並んですでに疲労がたまった身体と頭に心地良かった。

そして１２時すぎに入場。
ようやく若冲を観れる！と思ったら見えるのは人人・・人の後ろ頭ばかり(笑)
ガラスに張り付いている人が移動したすきにサッと入って観る、を小刻みに繰り返す。
一番観たかった動植綵絵のある大きなホールは中央のソファはいつも人がいっぱいで。。
動植綵絵は下半分は人で見えないので、ここも隙をついて観に入る戦法（？）で観ました。
菜蟲譜の入ったガラスケースは始終人だかりで近づけず。。
いいや、いつか栃木県の佐野の美術館まで観に行こうと心に誓う。
すごい作品を一挙に観れたことはうれしかったけど心ゆくまで鑑賞したとは言い難い若冲展でした。
一言で言うと芋洗いカオスです。。
人間が多すぎなんで・・もう少し入場する人間を減らさないとまともに鑑賞できませーーん(T_T)
物販コーナーでクリアファイルと一筆箋買いました。

これ、中がすごいの。

若冲の鶏や虫に対する観察眼が好きなんです。
写真もなかった時代、こんな一瞬一瞬を切り取ったような瞬間を絵に表せるよねー。
で、晩年は何だかゆるキャラのような力の抜けた絵も可愛いし。
あぁ願わくば、人が十分の一くらいに減らされた中で心ゆくまで鑑賞したいなぁ・・と思うけど
念願だった若冲展、入って観れただけでも良かったかもと前向きに思うもんきちでした。
自分の絵は千年後に理解される時が来る、と若冲は言ったそうですが、もんきちは理解はできてないかもだけど、とても貴方の絵を愛しています(*^_^*)
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