夏子の酒を読む
実は初めて読んだんですよ、夏子の酒。
ダンナが持ってて家にあったんですけどね。
幻の酒米、龍錦を探して病に倒れた亡き兄の遺志をついだ夏子が有機農法でその種籾を増やして見事に幻の酒を復活させるのです。。
- 作者: 尾瀬あきら
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/05
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
吟醸酒についてとか色々知っているつもりでありましたが、とても勉強になりました。特に純米酒といいながら、本来捨てるべき糠を加えて嵩増ししている蔵の話とか・・何だか美味しくないな〜??と思った純米酒とかこれだったのかと思ったりしてね。
そしてこの作品は日本酒だけでなく、有機農業に関してもとても深く切り込んでいます。自然環境を破壊したくない、安全な作物を作りたいと有機農法でやる人は当時よりも増えていると思うけど、なかなか理解してもらえなかったりしてね。。
一番大切なのは良いものを作ろうという情熱ですよね。
しかし、何よりも時代錯誤なのは酒税法だよな、戦時中のお米が足りなかった時のアルコール添加した酒なんて今みたいに米が余って減反したりするくらいならアル添を禁止か多額の税金をかけるくらいすれば良いのに。
酒税法の見直しして日本酒やビールの美味しさをもっと皆が楽しめるように改正してほしいですね、先進国で自家製のどぶろくやビール作ったら違法なんて日本くらいですよぉ?!