パエトーンをあらためて読んで
学生時代に読んでから原発の危険性について深く考えさせられた
山岸凉子先生作のパエトーン。
1988年5月に掲載、23年前の作品です。
本棚から引っ張り出して読みました。
チェルノブイリの原発の大事故の後に描かれたものです。
原発の仕組み、プルトニウム(猛毒です。原爆の素です。)
のこと、わかりやすく描かれています。
今現在の原子炉の暴走を誰も止められない現状
作業に当たっておられる方たちの生命の危険
周辺住民の健康被害
誰も責任取れないようなことはやはりするべきじゃないと改めて思いました。
パエトーンの最後の方でのメッセージ
「太陽は今も核融合しています
地球はその太陽の恩恵をこうむっているのです
しかし核融合は太陽の規模でこそ初めて可能なのであり
地球上で行うべきではないのです」
に心から賛同します。